電子化アーカイブスのごあいさつ

石黒謙吾(著述家・編集者・分類王)

32歳で雑誌編集を離れ1年間浪人。33歳(1994年)から書籍の執筆と、企画・プロデュース・編集をやってきました。 来年(2024年)で丸30年となりまして、これまでに、 著書と編書合わせて残した本は277冊(2023年5月現在)。 そして、かなり前の本は、ほとんどが電子化されていません。 そんな中の多くは、 もっと知られていい本、意義深い本、いまこそ認知してもらいたい本、思い入れある本、 など、時代を超えて残っていってほしい&残っていかないと惜しいものがたくさんあるのです。

しかし、ずっと前に出た本を 各版元でいまさら電子化という話が出るわけでもなく、 そこまで1冊ごとに熱情を込めてもらえるものでない事情はよくわかります。 ならば、自分で作った本を 【電子化アーカイブス図書館】 として残していきたいと考えて、 303BOOKSの常松社長に相談、 快諾を得てプロジェクトスタートとなりました。

販売価格は、流通や制作コストの問題から、 古書のように安くは難しいのですが 僕の希望としては、現実的な範囲で なるべく安価に読んでいただければなと思っています。

推進にあたっては、僕から著者への連絡もありますし 制作の手間やコストもこともありますので、 一気にすべてをというわけにはいきませんが、 なるべく早い段階で、電子化可能な本のラインナップは揃えていく予定です。 また特別に、自分が関わってないものでも、 懇意にしている方、リスペクトしている方などの本も 併せて電子化してアップしていくことも進めます。

長い長い時間と、たっぷりの知力と手間をかけて作り上げられた書籍を、 時代に適応した形で、いつまででも手軽に入手できるようにしておきたいのです!

みなさまにおかれましては、 たまに覗きにきていただき、 電子化蔵書の一部に加えていただけたら嬉しいです。

■出した本 277冊はココに
https://www.blueorange.co.jp/blog/books
■ブクログで表紙一覧はココ
https://booklog.jp/users/1496kengo/
■すべての書名がテキスト一覧で並んだのはココ
https://www.blueorange.co.jp/books/
■作った本すべてを版元別、著者別、デザイナー別に冊数カウントはココ
https://www.blueorange.co.jp/blog/books/count


石黒謙吾(いしぐろけんご)
著述家・編集者。1961年、金沢市生まれ。著書には、映画化された『盲導犬クイールの一生』、 『分類脳で地アタマが良くなる』、『図解でユカイ』、『2択思考』『エア新書』『ダジャレ ヌーヴォー』 など幅広いジャンルで多数。プロデュース・編集した書籍も、『昭和遺産へ、巡礼1703景』(平山 雄)、『昭和レコード超画文報1000枚』(チャッピー加藤)、『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り 方を書いたら』(神田桂一、菊池良)、『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『負け美女』(犬山紙子)など 270冊以上。