2択思考

著者/石黒謙吾

(2010年発行)

原則、発行当時のまま電子版として再現しています。本文の内容につきましても発行当時の情報となっています。ご了承ください。

■クイック&クリアな決断スキル
■頭の漢方薬
■2択は「デジタル」じゃなく「アナログ」
■じわじわと仕事と人生を豊かにする

1980年代から編集者として、そして分類王の仕事の中からじわじわと貯め込んでいた、思考スキルをまとめました。「究極の選択」的なことではなく「ものごと をまずは2つのゾーンに分けてみよう」ということです。そのベースは<いい ・悪い>ではなく<好き・嫌い>。日頃から身近なことの好き嫌いを意識して いれば、自然にじわっと選択力、決断力がアップします。ライフハックは即効ですがこちらは遅効。一夜漬けの時代は終わりました。

●二択=イエスノーや◯×ではない
●「あの人、勘がいい」は、経験を経験則に定着させているから
●会話とは「しゃべる」「しゃべらない」の2択です
●立ち食いそばでわかる、決断が早くなるプロセス
●「いいな、嫌だな」で2択の筋トレを
●「諦める」は、いい2択

あなたは今“決めない”ということを決めているのではないですか?
たとえ選択肢が100個あったとしても、それを1対1の繰り返しと考えることで、
もっとも適切なひとつを、速く正確に選ぶことができるのです。
あなた自身が「能動的に選択」しなければ、あなたの意志は反映されず、あなたの人生が楽しい方向へと向かうことはありません。

決めなければならないから2択をするのではなく、自分自身のセンスを上げるために2択的に考えることを楽しみましょう。