盲導犬ボランティアは楽しい!

著者/伊藤雄、構成/石黒謙吾

(2004年発行)

原則、発行当時のまま電子版として再現しています。本文の内容につきましても発行当時の情報となっています。ご了承ください。

■「犬を人の子として接しよう」
■犬歴16年。夢は「盲導犬の語り部」となって全国行脚。

パピーウォーカーをはじめ、繁殖犬、リタイヤ犬を預かったり、さらには盲導犬使用者の集まりに手伝いのボランティアとして参加するなど精力的に盲導犬に関わり続ける著者著者ならではの元気なコトバと、愛情あふれる犬たちの写真がいっぱい。16年間の犬との生活の中で、体験し、感じたこと、考えたこと、こぼれ話などをありのままに綴ったチョット辛口なエッセイ。感動モノ、お涙ちょうだいモノ、ではない現場の生の声や犬たちの息遣いまでが伝わる一冊です。

リアルな盲導犬ボランティアの現場は、“感動”だけではありません。ドタバタあり、笑いあり、厳しさあり、時には、葛藤、悲しみ、シビアな局面も……。本当にいろいろなできごとが毎日全国いたるところで繰り広げられているのです。

●犬コロと思うな、人の子として接せよ
●「同情はいらん! お金が欲しい!」
●親子、師弟、主従、友だちと変わっていく犬と人の関係
●出産の現場は生死混在
●退職金が化けた盲導犬の写真集。撮った犬写真は3万枚
●「散歩」じゃなくて「ウォーキング」
● 盲導犬が飛行機に乗ったら…
●この16年間、夫婦で旅行に出かけたのはたった1回 など

「滋賀県在住の伊藤雄さんは、アマチュアカメラマンでもあり、盲導犬や盲導犬使用者、盲導犬ボランティアの方々を膨大な量の写真に収 めてきました。人とのつながりや盲導犬&ボランティアへの思い、今後につな がるさまざまな課題などを、犬バカおじさん奮闘記として、盲導犬に関わる人でなくても元気が出ることばとして綴りました」