ぞりん

著者/井口尊仁、石黒謙吾

(2006年発行)

原則、発行当時のまま電子版として再現しています。本文の内容につきましても発行当時の情報となっています。ご了承ください。

■突然変異! そう? きりん? ぞりんです。
■進化した動物たちの共通点とは?

さまざまな動物に象の鼻をつける、というコンセプトの、ミクシィの人気コミュニティ「ぞりん」。ゾリラ、ゾイオン、ぞまうま、ゾアラ、ゾッサーパンダ……。進化した35の“ぞうぶつ”たちの生態を、チャートやデータで真面目に(?)解説した図鑑です。画像は、書籍化に際して新たに作り下ろし!

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ぞりん[ほ乳類 偶蹄目 ゾリン科 ゾリン属]
学名:Zoraffa zomeloparalis
●体長:3.8~4.7m ●体重:0.6~1.9t
●生息地:アフリカ中央部、南部など

ハイブリッドの進化形2種それぞれが姿に残るレアケース
もっとも早く「ぞ化」を遂げた、ぞうぶつ界の代表格。ぞりんと呼ばれているものの大部分はぞうから進化したもの…(中略)…もともと人間(特に異性)に対して好奇心旺盛な動物で、徐々に隣の庭や風呂場を覗いたりし始め、その行動に適応して首が長くなっていった。亜種としては、キリンを祖先に持つものがある…(中略)…このように、ハイブリッドとしての進化形2種の双方が、はっきり別れて現在の姿に残っているのは、ぞうぶつの中でも極めて珍しいケースで、世界のぞうぶつ学会で研究対象として注目されている。

[社会単位]多様 [妊娠期間]457日 [産子数]1 [食餌]草 [生息状況]準絶滅危惧

「mixiのコミュでみつけた「ぞうの鼻と顔を持つきりん=ぞりん」というネタを広げて、本にしました。共著の井口さんが、大元のコンセプト&画像作りを。僕が、ゾリラ、ゾイオン、ぞまうま、ゾアラ、ゾッサーパンダ…など35種の「ぞうぶつ」たちの進化の理由を、それぞれの特徴に合わせて書き分けました。2008年、突然、井口さんが「セカイカメラ」を発表し、一躍世界の話題の人になっちゃいましたね」